インプラント

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インプラントのモニターについて

インプラントは多くの歯科医でモニターを実施しています。
完全に無料という恐るべきものもありますが、大体台座の金額を5万円程度で上にかぶせる人工歯は別途といったぐらいの金額のモニターが多いようです。
私も勧められましたが結局モニターはしませんでした。
実際モニターというのは安くしてもらう代わりに写真を沢山とって学会で発表したりホームページに載せたりするようで、基本的にそうした利用をOKすることが前提になっています。
特に学会での利用に関しては術後の完成写真のみならず経年変化をみるために5年後、10年後といったロングレンジで協力していくことになるそうで、安くなるのはありがたいですが、まったくの無料になるのでないかぎり、あまり縛りの多い話で数万円のディスカウントでは割が合わないということで私は辞退しました。
まあ誰の口の中かは写真を見ただけではもちろん分らないものですが、正直あまりいい気分がするものでもありません。
何より、いやな話ですが、はずれてしまったり、歯周病などでトラブルが発生しても、やはりその経過を写真撮影していかなくてはならないので、そこが気になってモニターをやめてしまった次第です。
話を聞いていますとインプラントというのは期間別に成功率を語るものなのです。
つまり五年後の成功率90%とか10年後85%といった言い方をしており、経年変化で必ず問題が起きる案件があることを示唆しています。
実際国内ではまだ20年を超えるような案件は殆どないようなので、ある意味暫定的な数値の公表といってもいいと思います。


実際この先どのぐらいの期間まで長持ちするのかはよくわかりませんが、自前の歯がぐらぐらして抜け落ちていくのに比べますと、どうもインプラントが外れる場合には、相当歯茎が痛んだり歯周炎をおこしたりしてとれていくことになるようなので、現状で将来の状況がどうなるのか予想できないことも安易にこうしたお誘いを引き受けなかった大きな理由です。
随分失敗事例の写真も見せていただきましたが、なかなか悲惨な事例が多く、これに使われる可能性があるのかと思うとちょっとぞっとしたというのが正直なところでした。
最初から最悪の事態だけ考えるのもいかがなものかとは思いますが、価格だけの問題でもないという気が非常にしています。
私の場合には、既に手術から二年半を経過しており、大きなトラブルもなく普通の歯のように使えていますから、今考えればモニターでもよかったかと思うこともありますが、まあまだこれからどうなるかわかりませんので、制約のない治療を受けることにして良かったと思っています。
このあたりは個別の患者さんで発想がかなり異なると思いますので、皆さん実際に割引の話が出た時に損得勘定をよくお考えになることをお勧めしたいと思います。
もちろん最初からモニター狙いで安く治療してもらうという割り切った考え方もあると思います。
特に奥歯一本だけといった比較的成功が約束されているような案件の場合には、こうしたインセンティブをそのまま利用するのも一つの方法だろうと思います。
どのように判断されるかは個別の利用者の方々の考え方次第ではないかと私は思っています。 モニターではなく、治療する際にかかる費用についてはhttp://xn--eckvdxb1d3bc2433joosb.tv/02.htmlに解説されています。